うつ病と診断されてから長い月日が経過し、私はその診断を受け入れ、それと共に生活をしています。当初、うつ病というものを理解するのは非常に困難でした。
精神科医療の長期間を経て、私は自分がうつ病であることを認識し、自分の感じていた様々な苦しみが実は精神科治療の必要性を示していたことに気付きました。
治療の初期段階では、自分の症状を医師にどのように伝えるべきか理解するのが難しく、困惑しました。しかし、不眠や不安といった症状を適切に伝えることで、適切な治療を受けることができました。
働いていた会社を辞めたとき、私は少し安堵感を覚えました。しかし、その後も不安や興奮状態が続き、その理由が理解できませんでした。何故自分がもう仕事をしなくても良いのに、なぜ不安が消えないのか、不思議でした。
医師にこれらのことを伝え、抗うつ薬や抗不安薬、眠り薬を処方されました。それと並行して、医師から受けたアドバイスを実践することは、正直なところ難しかったです。
うつ病には多種多様な症状があり、治療初期には不眠や原因不明の不安、身体が重く感じる疲労感、考えることさえ難しいほどの混乱状態といった症状が私を襲いました。それでも、治療を続けることで少しずつ症状は改善し、今では趣味である写真撮影を再開できる日も増えてきました。
私の経験が一般的なうつ病患者のものと全く同じとは言えませんが、同じように病気と闘っている人たちとの出会いは、私たちが体調の波に苦しみつつも治療を続けていくことの大切さを教えてくれました。