
夜、眠れないこと
静かな夜、時計の針だけが静かに動き続けています。
眠りに誘ってくれるはずの夜のぬくもりが、心だけを置き去りにしてしまうときがあります。
影を落とすもの
眠ることができない夜を、わたしたちは時に忘れてしまいます。
けれどいざ訪れると、不安やさみしさが影を落とし、
心の中にぼんやりと眠りのない夜が広がっていきます。
くるしい未来や、消えない後悔が顔をのぞかせることもあります。
明けない夜はない
それでも、夜はいつか明けて、きっと光のある朝が来てくれます。
眠れない夜が過ぎ去った後には、少しだけこころが軽くなっているかもしれません。
夜がささやく
耳をすますと、夜のかすかな声が聞こえてくるようです。
「それでも、大丈夫」
「どんな時も、わたしはここにいる」
夜がやさしく語りかけてくるのです。

あなざーうぇい|写真と言葉の静かな記録

